この町のこの人

Published:2014.12.05
Republished:2017.10.01

お名前:土生康弘さん 36才 会社員
    土生貴子さん 33才 会社員
一宮町人:2011年~
先住地:東京都文京区

一宮に移住したきっかけは?

康弘さん:何をおいてもサーフィンですね。15歳から始めて今年で21年目になります。会社が都内ということもあって初めは港区などで探していた頃に、ふと「もしかしたらサーフポイントの近くでも住めるんじゃないか」と思って探し始めたのがきっかけです。候補地としては湘南も考えていたのですが、年間を通してサーフィンに適した波がコンスタントにあることで一宮に決めました。以前から一宮には週末サーフィンに来ていて、都内までの通勤圏内なのは、湘南か一宮くらいだろうというのは知っていたんです。

貴子さん:私は1年前に結婚したことを機に一宮へ来ました。その頃から主人に連れられてサーフィンも始めたんですけれど、それまでは東京で暮らしていたんです。

 

お仕事は何を?

康弘さん:僕は情報通信系の会社で企画の仕事をしています。ここから職場までの通勤時間は概ね朝は2時間、帰りは1時間半ほどかかっていますね。特急わかしおに乗れば東京駅から1時間で一宮に着くんです。
夏は、早朝サーフィンをしてから会社へ行くときもあります。朝の通勤快速は上総一ノ宮駅が始発で、100%座れるので楽ですよ。

貴子さん:私も都内の不動産会社でマンション管理の仕事をしています。毎朝主人と一緒に朝4時に起きて、ストレッチしてから食事の用意をして、会社へ行きます。

 

通勤電車の中ではどう過ごしてますか?

康弘さん:通勤快速だと2時間かかるんですが、その時間をうまく使っていろんなことをしてますよ。新聞も読めるし、仕事の予定を立てたり調べ物をしたりという時間にも充てられる。忙しい時期には電車の中でパソコンを開いて、仕事しながら通勤してたりもしました。今は携帯デバイスも充実しているし、通信環境もいいので、電車の中でも困ることはないですね。

貴子さん:私はほとんど寝ているかな。朝起きるのが早いのと、夜も1時くらいまで起きていたりするので、週末になってくるとだんだん睡眠時間が足りなくなってくるんです。

康弘さん:僕はもうここへ来て4年経っているので慣れましたけれど、彼女は今年結婚してからなので最初はちょっと大変だったと思います。

 

都会暮らしに戻りたいと思うことは?

お二人:100%ないですね。

康弘さん:さっき「週末になると睡眠時間が」と言いましたけど、休みの日に寝ていることは二人ともほとんど無いんですよ。ご近所さんともすごくいい関係を築けているので誰かしらお客さんが来てくれますし、一緒にサーフィンする仲間もこの家に集まってくれます。サーフィンをする、しないに関係なくホームパーティーしたり、どこかへ食べに行ったり、この家はみんなが集まる楽しい場所になっているんです。
ご近所さんにもサーファーの方が多いですし、いつも「どこの波に乗るか、明日はどんなことしようか」なんて話していると時間が経つのを忘れてしまうくらいです。

貴子さん:二人とも料理が大好きで、集まってくれた方に食べてもらうのも楽しいんです。

 

移住してきて感じたことは?

康弘さん:僕たちが住んでいるこの辺りの方は他の土地から移住してきた方が多くて、みんな好きなことに一生懸命に暮らしているという印象ですね。僕と趣味も同じだし、年頃も近いのですごく仲良くさせてもらっています。新しく移住してくる方にも垣根無く接してくれます。僕も最初、誰も知らない状態でポンと入ってきた人間ですけど、すぐに打ち解けて、気がつけば周りは気の合う友達ばかりです。

貴子さん:ホントにいい方たちばかりです。あと、野菜や果物は値段も質も都会とは全く違いますね。安いし美味しいものがいっぱいです。

康弘さん:もともと僕はアレルギー体質だったんですけど、ここでは緑も海も近いし空気もうまい。食べ物も直売所が点在していて、顔の見える生産者のおいしい野菜や果物が食べられる。ここでの暮らしを通してアレルギーのこともあまり気にならなくなりました。

 

仲間が集まったら何を?

康弘さん:夏なんかは毎週のようにバーベキュー三昧です(笑)。
一度この家に来てくれた方は何度も来たいといってくれますし、近所の方も一緒にバーベキューを楽しんでいるので、本当に家族ぐるみで仲良くさせてもらっています。

ここに暮らしていると「楽しいこと以外なにもない」と言っても過言じゃないような気になるんです。

 

お家も素敵ですね。

康弘さん:みんなが気軽に来られるような家にしたかったんです。僕は白が好きなのでそれを基調にして。

庭のグリルは夏のバーベキューで大活躍しています。
近所の子供たちともそれで仲良くなりましたし、都会で暮らしていてこんな経験はあまりできませんでしたね。
あと、一宮の中でもこの場所の雰囲気は格別なんじゃないかなって自分では思っています。ちょっとした高台にありますが、近くの公園から見渡す一宮の町は何とも言えないほど綺麗で、よく二人で眺めにいったりもするんです。

 

これから移住を考えている方へ

康弘さん:僕はこれまでいろんな土地へサーフトリップしましたが、千葉外房の海はおそらくサーフィンに適したポイントが日本で一番多く点在していると思います。年間を通して波がコンスタントにあるのは、他県ではないんで、そこが一宮の魅力なんですが、そんな海岸から10分圏内に自宅を構えられ、首都圏へ通勤できる場所といったら、やっぱり一宮が一番だと思います。
しかも、都心に比べて土地の値段も何十分の一です。サーフィン好きにはもうパラダイスですよ。

 

子育てしやすい環境ですか?

貴子さん:2015年に長女を出産し、昨年12月から時短を利用しながら職場復帰しています。育休明けは、東京への通勤は大変でしたが、慣れてくると通勤時間が自分の自由な時間になってまして、東京まで1本で行けるので、スマホで調べ物したり、本を読んだりしてリフレッシュしています。もちろん、保育所への送迎などを夫婦で分担してやっているので、何とかできている部分もありますが...
あと、子どもが保育所で熱を出して呼び出しがあったり、電車が悪天候で迎えに行けないときは、ご近所の奥さんに協力してもらいお迎えや面倒を見てもらえる環境なのも助かっています。
康弘さん:休日は、都会の人がわざわざ遊びにきているこのリゾートみたいな一宮町で近所の子どもたちと一緒に楽しくのびのび遊んでいる長女を見ると、ここに住んで良かったと思いますね。