この町のこの人
この町のこの人 Vol.07

Published:2011.12.03

お名前: 板橋 若菜さん  31才  会社員
ご家族: 板橋 克成さん  41才  カメラマン
        賢正くん  1才
一宮町人:2007年4月~ 先住地:東京都中央区

移住される前は?

東京都中央区で主人の経営する会社で共に働いていました。
家は会社から歩いて5分ほどの賃貸マンションでした。
その頃から一宮町にはサーフィンをするために頻繁に来ていました。

 

一宮町以外に候補地はありましたか?

ありませんでした。
サーフィンを通してたくさん友人に恵まれ、サーフポイントに近い場所に搾っていました。
ただ、主人が言い出した移住計画で、はじめは反対し何度も話し合いましたよ!
仕事のことを考えると不安もありましたし、東京の友人と離れるのも抵抗がありました。
東京から一宮までは通える距離なので、休みの日に来るというだけでも充分のように感じていました。

 

アパート経営は始めから考えていましたか?

移住を考えた時からアパート経営を計画していました。
一宮町への移住の前に賃貸で行き来しながら土地を探しました。
移住をきっかけに経営していた会社は部下に任せ、主人は退きました。
アパート経営を計画していたおかけで、仕事への不安も軽くなりましたからね。

 

アパート名「OHANAハウス」OHANAの意味は?

OHANA(オハナ)というのはハワイの言葉で「家族」という意味です。素敵でしょ!

OHANAハウスは6部屋。プラス自宅。

 

移住の理由は?

「サーフィンをもっとしたい」というだけ。一宮町のサーフポイントはいいところですよ。

 

アパート+自宅を建てる土地の条件は「海に歩いて行ける」というのが一番のポイントで探していました。
地元で知り合えた不動産屋さんに相談し、よく理解してくれていたので、探していただきました。
紹介された土地はそれまで賃貸で暮らしていたマンションの向かいで、安心してすぐに決まりました。
建物に関しては主人が以前から図面をひいたり建材にも関心が強かったので、全部おまかせ。
ただ、海の近くということで、湿気対策には気を使っていました。まわりからのアドバイスをたくさん聞き、壁は珪藻土(けいそうど)にしたり工夫しています。

 

アパート経営以外にもお仕事をされているようですが?

私は車で20分ほどの会社に勤めています。主人は現在カメラマンをしています。

息子は保育所に預かっていただいています。近くの東浪見保育所に入所を希望していたのですが、4時半までの保育のため私の勤務時間と合わず、離れた一宮保育所に通園しています。
主人の仕事も不規則なので、送り迎えは少し大変です。

 

暮らしてみた感想は?

星がきれい!周りが暗いから家からでもよく見えるんですよ。


それに子供にはいい環境だと思います。

小学校に通うようになったら、子供の足では大変な距離なので不安もありますが、日常では自然の中で遊ぶことができ、のびのびとしています。

OHANAハウスには同じ歳の子を持つお母さんがいて、一緒に遊んだりします。
あと、虫が出ますよ。手のひらくらい大きなクモ(笑)。

 

お気に入りの場所はありますか?

海です。サンライズ(サーフポイント)が特に好きです。

 

困っていることはありますか?

子どもが病気になった時に鴨川の亀田病院に入院し1週間ほど毎日通いました。
近くに総合病院がなく、救急車が来るのも遅く不安でした。夜間診療は近くて茂原市まで行かないとありませんし、救急の時は大変です。
どこの地域でも救急に関する問題は多くあると思いますが、やはり子供をもつと不安に感じる点です。

 

移住をお考えの方にひとことお願いします。

目的を持って移住を計画したらいいと思います。
目的がはっきりしていないと、不便に感じることが多くあると思います。
私たちは「サーフィンがしたい」という目的があったので、そのためにどのように暮らしたらいいのか、どんな問題点があるのかなど、地元の方に多くのアドバイスを求め計画してきました。
まずは、町に遊びに来て、さまざまな方のお話を聞いてみるといいと思います。

 

不便に感じることはありますか?

買い物をするスーパーが少し遠いです。
ただ、お野菜やお魚は本当に新鮮なものが手に入ります。それに安い!とても美味しい食材があるので、外食が減りました。
おかげで食費がグンとおさえられます。
お洋服などはインターネットで購入することが多いです。一宮町にもやっと光回線が来たので安心しました。

 

海のテトラポットはどこまで増やすのか心配です。
波がなくなってしまったら、この町にいる意味がありません。サーフィンでこの土地を訪れる人もたくさんいます。
サーフタウンとしてより適切な方法を町の人や多くの研究者を交えて考えて欲しいと思います。

 

町からのお答え

[救急医療について]

救急医療については、長生郡市共通の課題で、一宮町としても問題意識を感じています。 近隣地域にも応援を呼びかけています。